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2007年7月26日

検査の効率向上、患者さんの負担軽減に貢献
ガイドシースを用いて気管支鏡下で肺末梢病変の検体採取が可能な

「ガイドシース法」に対応した唯一のキット
「ディスポーザブルガイドシースキット」発売

ディスポーザブルガイドシースキット

「ディスポーザブルガイドシースキット」
(左から順に、ガイドシース、生検鉗子、細胞診ブラシ)

オリンパスメディカルシステムズ株式会社(社長:森嶌 治人)は、気管支鏡下で肺末梢部にガイドシースを留置し、検体採取を繰り返し行える「ガイドシース法」に対応した唯一のキット「ディスポーザブルガイドシースキット」を2007年8月1日から国内で発売し、順次欧米、アジア地域で販売する予定です。同キットは、X線透視下でガイドシースを肺末梢病変部に誘導・留置することで、ガイドシースをガイドに生検鉗子や細胞診ブラシを挿入し繰り返し検体を採取することが可能です。さらに、超音波プローブ※1を挿入し、超音波画像でより精度の高い病変部の特定も可能です。これにより、肺末梢病変へのより確実なアプローチをサポートし、検査の効率向上と患者さんの負担軽減に貢献します。

※1  内視鏡用超音波プローブ「UM-S20-17S」(φ2.0mmチャンネル用)、「UM-S20-20R」(φ2.6mmチャンネル用)及び内視鏡用超音波観測装置「EU-M2000」が必要です。(いずれも別売)

発売の概要(国内)

販売名 モデル名 発売時期
ディスポーザブルガイドシースキット K-201 / K-203※2 2007年8月1日
K-202 / K-204※3
※2  K-201はφ2.0mm、K-203はφ2.6mmチャンネル用のキット。それぞれ、ガイドシース、生検鉗子、細胞診ブラシ、ETストッパ、USストッパで構成。
※3  K-202はφ2.0mm、K-204はφ2.6mmチャンネル用のキット。それぞれ、ガイドシース、生検鉗子、ETストッパ、USストッパで構成。

主な特長の概要

  1. 肺末梢病変の検体採取の精度向上に貢献
  2. 検査の効率向上に貢献
  3. 患者さんの負担軽減に貢献

市場導入の背景

がんは日本人の死因の第1位です。そのなかでも、肺がんは1998年に胃がんを抜いてがん死亡原因の第1位となっています。近年、CT装置等の高性能化により肺末梢部の微小癌が多く発見されるようになり、気管支鏡下での検体採取による確定診断の期待が高まっています。

当社はこのたび、気管支鏡が到達できないような肺末梢部の検体採取をより確実に行うことを目的に、気管支鏡下で肺末梢部にガイドシースを留置し、検体採取を繰り返し行える「ガイドシース法」に対応したキットを開発しました。これにより、検査の確実性はもとより、効率性、患者さんへの負担軽減に貢献します。

また、当社は肺病変の診断ニーズにお応えするために、気管支ビデオスコープの細径化や高画質化、超音波技術の採用、処置具のラインアップ化を充実させ、気管支鏡の診断・治療に貢献していきます。

主な特長の詳細

1.  肺末梢病変の検体採取の精度向上に貢献

気管支鏡のチャンネルにガイドシースを挿入し、X線で確認しながら肺末梢部までガイドシースを誘導・留置することで、ガイドシースをガイドに生検鉗子や細胞診ブラシを繰り返し挿入して肺末梢病変の検体を採取することが可能です。さらに、目的の気管支分岐への挿入を補助するための誘導子※4や、超音波画像でより精度の高い病変部の特定のために超音波プローブの挿入も可能です。これにより、肺末梢病変へのより確実なアプローチをサポートします。

2. 検査の効率向上に貢献

特定した病変部にガイドシースを留置しているため、繰り返し検体採取する場合、その都度X線透視下で病変部を探しながら生検鉗子や細胞診ブラシを挿入していく必要がなくなり、検査時間の短縮に貢献します。

3. 患者さんの負担軽減に貢献

検査時間の短縮はもとより、X線透過時間の減少につながるため、患者さんの負担軽減に貢献します。

※4  先細り型で関節付きの先端部を手元操作で曲げられる鉗子。「CC-6DR-1」(別売)。

主な仕様

モデル名 K-201 K-202 K-203 K-204
適用チャンネル径 φ2.0mm φ2.6mm
セット内容 ガイドシース SG-200C SG-200C SG-201C SG-201C
生検鉗子 FB-233D FB-233D FB-231D FB-231D
細胞診ブラシ BC-204D-2010 - BC-202D-2010 -
ETストッパ 3個(白) 3個(2個:グレー/1個:白)
USストッパ 1個(白) 1個(グレー)
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