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2010年5月17日
更新日:2010年7月22日

国連開発計画がミレニアム開発目標の達成に向けて
2回目となる写真コンテストを開催

俳優のアントニオ・バンデラス氏が審査員に

国連開発計画(UNDP)は、オリンパス株式会社、AFP財団とともに2回目となる写真コンテストを開催いたします。今年の写真コンテストは『世界を写そう:私たちは貧困を終わらせる (英文タイトル:Picture This-We Can End Poverty) 』(略称:Picture This)を主題とし、2015年までに貧困を半減することなどを定めたミレニアム開発目標(MDGs)を達成するために、世界各地で行われている感動的な取り組みを伝えることを目的としています。

ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals : MDGs)とは:2000年9月ニューヨークで開催された国連ミレニアム・サミットに参加した147の国家元首を含む189の加盟国によって採択された、21世紀の国際社会の目標である国連ミレニアム宣言を基にまとめた国際社会の開発目標。
ミレニアム開発目標について(日本語)
ミレニアム・サミットについて(英語)

写真コンテスト概要

  • コンテスト名:『世界を写そう: 私たちは貧困を終わらせる (英文タイトル:Picture This-We Can End Poverty) 』
  • 応募作品: 8つあるミレニアム開発目標(MDGs)のいずれかの目標を達成するために、主に途上国で行われている取り組みを撮影したデジタル写真
  • MDGsの8つの目標
    Goal 1. 極度の貧困と飢餓の撲滅
    Goal 2. 普遍的初等教育の達成
    Goal 3. ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上
    Goal 4. 乳幼児死亡率の削減
    Goal 5. 妊産婦の健康の改善
    Goal 6. HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延防止
    Goal 7. 環境の持続可能性の確保
    Goal 8. 開発のためのグローバル・パートナーシップの推進
  • 応募カテゴリ:プロ部門、アマチュア部門に一人3 作品まで応募可。
  • 応募締切:2010年7月25日 東海岸時間23時59分
  • 応募先:Picture This-We Can End Poverty ウェブサイト(英語)
  • 審査員:UNDP親善大使のアントニオ・バンデラス氏のほか、世界的な評価を得ている写真家のアレクサンドラ・アヴァキアン氏、ジョン・アイザック氏、国連写真部門チーフのマーク・ガーテン氏、AFP通信ニューヨーク支局長パオラ・マッサーナ氏(予定)。
  • コンテストの詳細(英語)
  • 募集要項(日本語)

本件に関するお問い合わせ先

国連開発計画(UNDP) 東京事務所 広報官 西郡
TEL : 03-5467-4751 FAX: 03-5467-4753
http://www.undp.or.jp/

オリンパス株式会社 広報・IR室 長見
TEL:03-3340-2052 FAX:03-3340-2130
http://www.olympus.co.jp/

入賞作品の発表について

本コンテストでは、プロ・アマ両部門からそれぞれ上位3作品を表彰します。また、最終選考に残った作品をPicture This特設ウェブサイトにて掲載し、一般の人々による投票によって優秀作品を選ぶ「People’s Choice:観客賞」を今回新たに設けます。コンテスト終了後に、すべての入賞作品はそれぞれのパートナーのウェブサイトで公開されます。さらにプロ、アマチュア部門の各優勝者と「観客賞」の受賞者は、9月にニューヨークで開催される授賞式と入賞作品展の開会式に招待されます。入賞作品展はニューヨークの後、東京へも巡回する予定です。

関係者のコメント

ヘレン・クラークUNDP総裁は5月14日南アフリカのヨハネスブルグで行われた記者発表において、「私たちはこのPicture This写真コンテストを通じて、最も貧しい国や恵まれない国においてもMDGsは達成できることを伝えたいと思います。この写真コンテストが、目前に迫っているMDGsの達成期限に対し十分な注目を集め、先進国、途上国の双方において人々と政府に刺激を与え、極度の貧困との闘いにおける取り組みを倍増させることを期待しています。」と述べました。

今年3月にUNDP親善大使に就任した俳優のアントニオ・バンデラス氏は、今回のPicture This写真コンテントの開催にあたって「私たちは、貧困との闘いにおいて重要な時期を迎えています。MDGsの達成は、ひとつのセクターだけでなし得るものではありません。すべての社会セクター、すなわち政府、ビジネスや市民社会、そして一般の人々に呼び掛け、2015年のMDGs達成を強く後押しすることが求められているのです。Picture This写真コンテストは、MDGs達成の緊急性を呼び掛けることによって、すべての社会セクターをひとつに団結させてくれる取り組みなのです」とコメントを寄せています。
「AFP財団は、再びPicture This写真コンテストを共催することができ大変嬉しく思います。私たちは世界中のアマチュアやプロの写真家を通じて、普通の人々が喫緊の開発課題を解決するために取り組んでいる姿を世界に示す機会を、この写真コンテストが提供するものと信じています。」とロバート・ホロウェーAFP財団理事は述べています。

オリンパス株式会社 代表取締役社長 菊川剛氏は、「Picture This の写真を通じ、『誰であっても、どこに暮らしていても、極度の貧困を半減するための努力を後押しすることができる』ということに世界中の人々が勇気づけられることを期待しています。MDGsの達成、そしてそれぞれの暮らす国やコミュニティの人間開発の実現に寄与する潜在能力を有しているということを、誰もが認識する時がきたのです。」とコメントを寄せています。

本コンテストの意義

世界中の国家元首やリーダーたちが集結し、貧困削減の加速とMDGsの達成に向けた具体的な行動指針を約束する国連ミレニアム・サミットが今年9月に行われるという点からも、今回のPicture This写真コンテストは、特に重要な意義があります。Picture This写真コンテストの入賞作品は、国連ミレニアム・サミット開催中に展示され、MDGsが人の命や暮らしにかかわることを伝える予定です。

参考資料

第1回Picture This コンテストについて

2009年に実施された、アフリカの環境をテーマとした『Picture This: Caring for the Earth (世界を写そう:地球のことを考える)』の入賞作品展は、ニューヨーク、東京、大阪、ヨハネスブルグ、サン・ルイ、セネガルおよびジュネーヴの各地を巡回しました。Picture This写真コンテスト、作品および受賞者は、アフリカにおける環境悪化および気候変動の課題とともに、メディアに広く報道されています。
昨年の『Picture This: Caring for the Earth(世界を写そう:地球のことを考える)』のご紹介(日本語)

国連開発計画(UNDP):UNDPは、国連システムのグローバルな開発ネットワークとして、変革への啓発を行い、人々がよりよい生活を築けるよう、各国が知識や経験や資金にアクセスできるよう支援しています。UNDPは166カ国で活動を行い、各国の人々とともに、グローバルな課題や国内の課題に対し、それぞれの国に合った解決策が見いだせるよう取り組んでいます。それぞれの国の能力強化にあたっては、UNDPのスタッフの知識や幅広い分野のパートナーシップが役立っています。
詳しくはhttp://www.undp.or.jp/(日本語)、http://www.undp.org/ (英語)

AFP財団:AFP財団は、若手の写真家および記者を育成するため、2007年にフランス通信社(AFP)によって設立されました。AFP財団は、『自由で独立した責任あるメディアは、人々が情報を得たうえで生活に関する意思決定を行えるよう支援するものであり、そうすることが開発を推進し、人権を守ることができる』という信念に基づいて活動を行っています。AFP財団は、行動規範に基づいたジャーナリストの専門性の向上および報道の自由を推進しています。AFP財団は、ジャーナリストの職場環境を改善する取り組みや、紛争地域や危険地域に勤務するジャーナリスト、特にフリーランス記者と写真家の保護を支援しています。さらに、報道メディアにおける女性の地位向上に向けた取り組みを支えています。
詳しくはhttp://fondation.afp.com/english/(英語)

オリンパス株式会社:オリンパス株式会社は、顕微鏡の国産化を目指し1919年に設立されました。現在は医療用内視鏡や生物顕微鏡などの医療・ヘルスケア分野、デジタルカメラなどの映像分野、そして工業用顕微鏡・内視鏡などの産業分野の精密機器を製造・販売しています。オリンパスは世界中の人々の健康と幸せの実現を、企業活動を通じて果たすことを使命としています。それを企業理念の「Social IN」(INvolvement・INsight・INspiration)という言葉で表しています。オリンパスはこれからも社会の価値観を会社の中に取り入れることで、社会の求める価値を提供しつづけます。
詳しくはhttp://www.olympus.co.jp/ (日本語)

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