使いやすさと豊富なユニットで観察から計測、分析、レポート作成までをサポートシステム顕微鏡「BX53M/BXFM」を新発売画像解析ソフトウエア「OLYMPUS Stream」もバージョンアップ

2016年01月26日


システム顕微鏡「BX53M」(画像解析ソフトウエア「Stream V2.1」との組み合わせ)


オリンパス株式会社(社長:笹 宏行)は、科学事業の新製品として、ソフトウエアの新バージョン「OLYMPUS StreamV2.1」と組み合わせ、観察からレポート作成までのワークフローをサポートするシステム顕微鏡「BX53M/BXFM」を、2016年1月26日から世界で順次発売します。

工業用顕微鏡は、電子部品や半導体、金属部品など、多種多様な工業製品の観察や検査に用いられます。当社は、優れた光学性能や多彩なユニットによる拡張性を備え、画像解析ソフトウエア「OLYMPUS Stream」などと組み合わせることにより、ユーザーそれぞれに最適なソリューションを提供できるシステム顕微鏡「BXiS(ビーエクシス)」を販売してきました。

今回発売する「BX53M/BXFM」は、「BXiS」の後継機で、15年ぶりのフルモデルチェンジです。観察方法の切り替えや絞りの調整を容易にするユニットを追加し、さらなる使いやすさを追求しています。また、前機種に引き続き、豊富なユニットによる高い拡張性も備え、ユーザーのさまざまな用途に対応可能です。さらに、高機能化したソフトウエア「OLYMPUS Stream V2.1」も合わせて使用することにより、観察から計測、分析、レポート作成までのワークフローをサポートします。

発売の概要

商品名 発売日
システム顕微鏡「BX53M/BXFM」 2016年1月26日
画像解析ソフトウエア「OLYMPUS Stream V2.1」

主な特長

BX53M/BXFM
  • 1. 観察方法の切り替えや絞りの調整を容易にするユニットを追加し、さらなる使いやすさを追求
  • 2. 豊富なユニットによる高い拡張性を備え、さまざまな用途に対応
OLYMPUS StreamV2.1
新機能「インスタントMIA(ミア)」※1により、広範囲な高解像度画像の取得が可能

※1 ステージの動きに合わせて、サンプル画像を自動で貼り合わせ、パノラマ画像を制作する機能。

主な特長の詳細

BX53M/BXFM

1. 観察方法の切り替えや絞りの調整を容易にするユニットを追加し、さらなる使いやすさを追求


ダイヤル付きの投光管(左)と絞りを調整する指標(右)

本機種では、ユーザーの使いやすさに配慮したユニットを追加しています。観察方法を切り替える際に必要だった各部の操作を、ダイヤルを回すだけで行える落射投光管「BX3M-RLAS-S」を新開発。さらに、観察倍率ごとに行う絞りの調整を、対物レンズと同じ色の指標に合わせるだけで最適な状態で観察できる工夫も施しました。

2. 豊富なユニットによる高い拡張性により、さまざまな用途に対応

本製品は、豊富なユニットにより、ユーザーのさまざまな用途に対応します。例えば、形状の観察に適した明視野観察法と、傷などの検出に優れた暗視野観察法をバランスよく組み合わせたMIX(ミックス)観察に対応したユニットがあります。他にも、サンプルに合わせて高さを調整するアダプターやサイズの異なる各種ステージなど、幅広いラインアップをそろえています。

OLYMPUS StreamV2.1

新機能「インスタントMIA」により、広範囲な高解像度画像の取得が可能


ステージの動きに合わせ、自動で貼り合わせて画像を作成

本ソフトウエアでは、画像貼り合わせ機能「インスタントMIA」が進化しました。この機能を用いることにより、ステージの動きに追従しながら、画像の貼り合わせを行えます。これにより、高倍率で高解像度の画像を広範囲にわたり貼り合わせることが可能です。

「BX53M」の主な仕様

観察方法 明視野、暗視野、MIX、偏光、微分干渉、蛍光
光学系 UIS2光学系
透過/落射光源 LED光源
ステージ 76×52mm
質量 18.3kg

「OLYMPUS StreamV2.1」のメインライセンス

:使用不可、 :使用可 、 :オプションライセンス )

ライセンスのグレード Start Basic Essentials Motion
カメラ/顕微鏡制御 使用可 使用可 使用可 使用可
計測 使用可 使用可 使用可 使用可
レポート 使用不可 使用可 使用可 使用可
インスタントMIA 使用不可 オプションライセンス 使用可 使用可
インスタントEFI(拡張焦点機能) 使用不可 オプションライセンス 使用可 使用可
電動3D 使用不可 オプションライセンス オプションライセンス 使用可
(科学事業とは)
主な製品は光学顕微鏡と工業用内視鏡および非破壊検査機器です。科学事業はこれらを通して、医療・生命科学・産業分野における研究開発、生産現場における品質向上、航空機や大型プラントなどの検査による社会インフラの安心・安全確保に貢献しています。

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