開放からの高い解像性能と美しいボケ味を極めた大口径単焦点レンズ高性能標準レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO」(35mm判換算50mm相当)を発売
2016年09月20日
オリンパス株式会社(社長:笹 宏行)は、「マイクロフォーサーズシステム規格」に準拠、大口径F1.2の開放からの解像性能と美しいボケ味を極め、防塵防滴・耐低温性能を有するプロユースの高性能標準レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO」(35mm判換算50mm相当)を2016年11月下旬から発売します。
主な特長
- 1. F1.2の開放絞り値から高い解像性能
- 2. 大口径を活かした、美しさを追及したボケ味
- 3. ピント面をすばやく、正確に捉えるフォーカシング
- 4. コマ収差を抑えて、点を点としてクリアに描写
発売の概要
カテゴリー | 製品名 | 希望小売価格 | 発売日 |
---|---|---|---|
交換レンズ | 「M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO」 | 165,000円(税込み 178,200円) | 2016年11月下旬 |
本レンズは、大口径レンズで問題となるあらゆる収差を徹底的に抑えるために、特殊レンズ8枚を含む19枚のレンズを贅沢かつ効果的に配置することで、開放絞りF1.2から優れた解像性能を実現しています。最新の光学技術により、解像性能だけでなく徹底的に「ボケ味」にこだわり、美しく自然な立体感ある表現を楽しんでいただけます。静止画・動画に対応するAFの高速化・静音技術MSC(Movie & Still Compatible)機構の採用により、被写界深度が浅い開放絞りからストレスを感じさせない高速・高精度なAFを実現しています。カメラ側で顔認識AF・瞳検出AFを選択すれば顔・瞳に正確なピントを合わせることができ、ポートレート撮影に威力を発揮します。
優れた描写力に、OM-DシリーズやPEN-Fの強力なボディー内5軸手ぶれ補正機構を組み合わせることで、暗いシーンにおいてもF1.2の美しいボケ味を活かした高画質な撮影が可能です。高い光学性能と防塵防滴・耐低温(-10℃)性能により、どんな状況下でも常に高画質を提供する「M.ZUIKO PRO」シリーズに加わる大口径標準レンズとなります。
主な特長の詳細
1. F1.2開放絞り値から高い解像性能
開放F1.2の大口径でも中心から周辺まで高い解像性能を実現するために、特殊レンズ8枚を含む19枚のレンズを贅沢かつ効果的に配置し、あらゆる収差を抑えています。スーパーEDレンズ、EDレンズを使用し、アウトフォーカス時の色にじみ(軸上色収差)を抑えるだけでなく、E-HRレンズとHRレンズによる接合レンズの色消し効果により、周辺像の色にじみ(倍率色収差)を効果的に補正しています。
また、ヌケの良いクリアな描写を実現するコーティング技術「Z Coating Nano」を効果的に使用し、逆光などの撮影でゴーストやフレアを大幅に軽減し、画面内に強い光源が入った撮影で効果を発揮します。
2. 大口径を活かした、美しさを追求したボケ味
ピントが合った像の収差だけでなく、ボケ像の収差や形状にも考慮した設計により、合焦面から滑らかに変化するボケ味を実現しています。これにより、絞り開放でのピント面の解像の高さと相まって、自然な立体感のある表現が可能となりました。
3. ピント面をすばやく、正確に捉えるフォーカシング
静止画・動画それぞれの撮影に最適なAFを実現するためにMSC機構を大口径レンズに採用。先進の光学設計によりフォーカシングレンズ1枚の駆動においても収差の変動を抑え、解像の高いピント面を素早く、かつ正確に捉えます。静止画撮影では高速・高精度、動画撮影では静かでスムーズなAFをサポートします。
浅い被写界深度でも、素早く正確にフォーカスを合わせることが可能となり、カメラ側で顔認識AF・瞳検出AFを選択することで、正確に顔・瞳にフォーカスを合わせた美しいボケ味のポートレート撮影が行えます。
また、OM-Dの静音モードと組み合わせて、ピアノの発表会など音をたてられない場所での撮影にも威力を発揮します。
4. コマ収差を抑えて、点を点としてクリアに描写
大口径F1.2の明るさを活かした星景写真で必要となる、点像の描写力を持ち合わせています。大口径レンズで課題となるコマ収差を効果的に補正するために、絞り近傍に非球面レンズを採用し、HRレンズを多用。F1.2の明るさと、開放絞りから点を点に写す高い光学性能の両立を実現しています。
その他の特長
- 11箇所の密封シーリングによる防塵防滴機構を搭載。OM-Dシリーズの防塵防滴・耐低温ボディーとの組合せにより、厳しい撮影環境にも対応。
- 「M.ZUIKO PRO」シリーズ共通の金属外装による高品位デザインを踏襲。フォーカスリングを手前に引くことでマニュアルフォーカスに切り替わる「マニュアルフォーカスクラッチ機構」を搭載。被写界深度目盛を搭載し、パンフォーカスや目測による撮影が可能。また、鏡筒部にはL-Fnボタンを配置しており、“AF停止”をはじめ、カメラ側のカスタム設定に応じた機能の割付が可能。
- 最短撮影距離30cm(ワーキングディスタンス19.5cm)、最大撮影倍率0.11倍(35mm判換算0.22倍)の接写性能
別売関連製品
レンズキャップ「LC-62F」(同梱品)
フィルター径φ62mmのレンズキャップ。レンズフードを装着したままでも着脱が可能なデザインに加え、レンズキャップを外側からもつかんで外せるように変更し、さらに使いやすくなっています。
レンズフード「LH-66B」(同梱品)
「M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO」専用レンズフード。逆光撮影時にレンズに進入する不要な光をカットし、レンズの保護としても有効です。フードの着脱ロックボタンを見直し、不用意に外れない構造となっています。
レンズケース「LSC-0811」(同梱品)
3層構造でレンズを保護する、巾着タイプのレンズケース。レンズキャップ、プロテクトフィルター、レンズフード(収納状態)をつけた状態でも収納可能です。
プロテクトフィルター「ZUIKO PRF-ZD62 PRO」
「ZUIKO」を冠したM.ZUIKO PROレンズの能力をフルに活かせるプロテクトフィルターです。従来のマルチコートと比べて反射を約1/2に抑制するZERO コーティング、外縁黒塗りガラスや、つや消しサテン処理の黒アルマイトアルミニウム枠を採用しています。フィルター径φ62mmの他レンズにもご使用いただけます。
別売関連製品の概要
製品名 | 希望小売価格 | 発売日 |
---|---|---|
レンズキャップ「LC-62F」(同梱品) | 1,200円(税込み 1,296円) | 2016年11月下旬 |
レンズフード「LH-66B」(同梱品) | 5,000円(税込み 5,400円) | |
レンズケース「LSC-0811」(同梱品) | 3,000円(税込み 3,240円) | 発売中 |
プロテクトフィルター「ZUIKO PRF-ZD62 PRO」 | 6,800円(税込み 7,344円) |
「M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO」仕様
焦点距離 35mm判換算 |
25mm 50mm相当 |
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レンズ構成 | 14群19枚 (スーパーEDレンズ1枚、EDレンズ2枚、E-HRレンズ1枚、HRレンズ3枚、非球面レンズ1枚) |
防滴処理 | 防塵防滴機構 |
画角 | 47° |
最短撮影距離 | 0.3m |
最大撮影倍率 | 0.11倍 |
35mm判換算 | 0.22倍相当 |
最近接撮影範囲 | 157×118 mm |
絞り羽枚数 | 9枚(円形絞り) |
最大口径比 | F1.2 |
最小口径比 | F16 |
フィルターサイズ | φ62mm |
大きさ 最大径×全長 | φ70×87mm |
質量 | 410g |
同梱品 | レンズキャップ(LC-62F)、レンズリアキャップ(LR-2)、レンズフード(LH-66B)、レンズケース(LSC-0811)、取扱説明書、保証書 |
※ 仕様については、予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。
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