オリンパスは2004年10月、国連が提唱する「グローバル・コンパクト」10原則に賛同し、参加を表明しました。グローバル・コンパクト(GC)は、各企業が責任ある創造的なリーダーシップを発揮することによって、社会のよき一員として行動し、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組みづくりに参加する自発的な取り組みです。 オリンパスは、このGC10原則の考えをオリンパスグローバル行動規範および各種⽅針に反映し、実践に向けた取り組みを⾏っています。 また、GCの気候変動に関するイニシアティブのメンバーとして「Caring for Climate」に賛同し署名しています。
さらにグローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンにおいては「腐敗防⽌強化のための東京原則」への賛同を表明しているほか、テーマ別の分科会活動にも参加しています。
外部イニシアティブへの参画
外部イニシアティブへのコミットメント
国連グローバル・コンパクト
気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)
オリンパスは2021年4月に、G20金融安定理事会が気候関連のリスクと機会についての情報開示を促すために設置した「気候関連財務情報タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures、以下、TCFD※)」に賛同を表明しています。
※ TCFDとは、G20の要請を受け金融安定理事会(FSB)により、気候関連の情報開示および金融機関の対応をどのように行うかを検討するために設立されたタスクフォースのこと。
SBTi※1(The Science Based Targets initiative)
オリンパスの温室効果ガス削減目標は、2023年10⽉にSBTi※1(The Science Based Targets initiative)から、パリ協定で定められている「1.5℃⽬標」の⽔準と整合したものであるとして認定されました。本目標には、以下が含まれます。
- 2040年3月期までにサプライチェーン全体の温室効果ガス排出量(Scope 1、2、3)をネットゼロとする
- 2031年3⽉期までに温室効果ガス排出量(Scope 1、2)を70%削減する
※1 WWF、CDP、世界資源研究所(WRI)、国連グローバル・コンパクトによる共同イニシアティブです。企業に対し、気候変動による世界の平均気温の上昇を産業革命前と比べ1.5度に抑えるという目標に向けて、科学的知見と整合した削減目標を設定することを推進しています。
※2 最新の気候科学(1.5℃シナリオ)に沿って温室効果ガス排出量(Scope1、2、3)を可能な限り削減(90%以上)し、残存する温室効果ガス排出量(10%未満)に相当する量を炭素吸収・除去由来クレジット(植林やCO2回収・貯留など)で均衡させることです。
HPRC(Healthcare Plastic Recycling Council)
オリンパスは2024年4月に米国ヘルスケア・プラスチック・リサイクル協議会(HPRC)に加盟しました。
ヘルスケア・プラスチック・リサイクル協議会は、ヘルスケアプラスチック※のリサイクルを推進するために、バリューチェーンに含まれるメンバー(医療従事者、メーカー、リサイクル業者など)を集めた業界の共同イニシアティブです。
※ 医療分野で使用されるプラスチック材料のことを指します。ヘルスケアプラスチックは、さまざまな医療機器や器具、医薬品パッケージ、医療用具などの製造に使用されています。