第60回 自然科学観察コンクール(シゼコン) 表彰式
イベント名 | 第60回 自然科学観察コンクール(シゼコン) 表彰式 |
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主催 | 毎日新聞社、自然科学観察研究会 |
協賛・協力 | オリンパス株式会社 |
開催日 | 2020年2月22日 |
開催場所 | 東京 / 日本 |
参加者 | コンクール上位受賞者19名、学校奨励賞受賞教諭2名、審査員・来賓10名、その他関係者多数(今年度のコンクール応募総数:10,851点) |
イベント概要 | オリンパスでは、子どもたちの”科学する心”を育てることを目的とし、1960年から半世紀を超えて、全国の小・中学生を対象とした理科自由研究コンクール「自然科学観察コンクール(通称:シゼコン)」に協賛しています。「学生けんび鏡観察コンクール」から始まったこの伝統あるコンクールは、今年度で第60回目を迎え全国の小・中学生から合わせて10,851点もの作品応募がありました。 毎年、上位受賞者向けに表彰式が行われ、今年も東京の日本科学未来館にて開催されました。上位受賞者には、表彰状授与のほか、オリンパスの顕微鏡やデジタルカメラが副賞として贈られました。表彰式では、審査員で工学博士の小澤紀美子先生による審査総評や、審査員で理学博士・数学者の秋山仁先生による特別授業などのほか、最高賞である文部科学大臣賞を受賞した生徒からの喜びの言葉が発表されました。小澤先生からは「審査は大変でも、みなさんの作品を拝見するのは喜びであり至福の時。しなやかにたくましく、挑戦する気持ちを持ってこれからも頑張って欲しい」という優しいお言葉がありました。また秋山先生による『若き科学者のみなさんへのメッセージ』では、「課題にぶつかっても、常識にとらわれることなく視点を変えて工夫することが大事」といったメッセージを込めた特別授業が実施され、受賞生徒たちの目は秋山先生のステージに釘付けとなりました。『カエデの種のすじを活かした扇風機の開発』で文部科学大臣賞(小学校の部)を受賞した石川県の岩上花恋さん(小6)は、カエデの種にある筋に着目し広範囲に風の流れを発生させる扇風機の研究を行い、「これからも自然の力を利用した製品づくりをしてみたいです」と抱負を語りました。『ダンゴムシの生態を探る!?』で同じく同賞(中学校の部)を受賞した埼玉県の平原愛美さん(中2)は、ダンゴムシの生態についてさまざまな角度から研究し、「自分が発見したことをみなさんに伝えるために、研究した多くのデータをいかに分かりやすくまとめるか苦心した。大変なこともあったが、周りの人たちに助けてもらい研究をやりきることができたので、これからも何事もあきらめずに取り組みたい」と発表しました。 過去のシゼコン参加者・受賞者の中には、このコンクールをきっかけに研究者への道を選んだ方も多くいます。近年、産学官民の連携による次世代教育の形が重視されており、オリンパスは今後も積極的に本コンクールの支援を行っていきます。 |