技術開発内視鏡について

口から食道、胃、腸を通って、肛門まで体内でつながっている、食物の消化や吸収を行う通路のことを消化管といいます。この消化管に病気があるかどうかを調べたり、病気が見つかった場合は、その部分を取り除いたりするために欠かせないのが、内視鏡です。
内視鏡は、おなかの中を直接、リアルタイムに観察することができるため、検査精度が高く、食道や胃、大腸の検査方法として、広く普及しています。また、疑わしい病変が見つかった場合には、その部位を採取して病理検査を行ったり、誤飲した異物の摘出やポリープ切除など、様々な治療を行うことができます。これにより、開腹手術に比べて、患者さんの負担が少ない治療(=低侵襲治療)の実現に貢献しています。


上部消化管(食道・胃)内視鏡


大腸内視鏡

動画「内視鏡の仕組み」 [2分29秒]

内視鏡の仕組みや機能について、分かりやすく説明しています。