胃・大腸がん検診と内視鏡検査に関する意識調査白書2021
オリンパスは、全都道府県別に30~60代男女計18,800人を対象として調査を実施し、「胃・大腸がん検診と内視鏡検査に関する意識調査白書2021」を発行しました。消化器内視鏡のリーディングカンパニーであるオリンパスは、以前より企業市民活動の一環として、自治体とがん対策に関する協定を締結するなど、胃がん・大腸がんの検診・精密検査の受診率向上に向けた取り組みを行っています。
今回、この白書を発行することで、一般市民のみなさまにがんおよびがん検診についての理解を深めていただくきっかけとなることを願っています。また、全国の医療行政や医療従事者の方々にもこの白書を活用していただくことで、胃がん・大腸がんの検診・精密検査の受診率向上や、胃がん・大腸がんの早期発見・早期治療によるがん死亡率の低減に貢献してまいります。
監修医師コメント
監修医師 河合 隆 先生
検査技術・内視鏡技術は日々向上。がんとがん検診に対する正しい認知を広げ、定期的な検診受診を
- 正しい知識が、がんから命を守る
- コロナ禍でのがん検診受診控えのリスク
- 死亡率低減効果が知られていない、胃・大腸がん検診。正しい知識の周知が課題
- 職域検診の受診機会のない人にも、がん検診の死亡率低減効果が認知されるように
- 内視鏡の日々の進化。がんを治る病気に
主な内容
- 健康への意識、がんに対する理解とイメージ
- 胃がん検診・精密検査についての意識
- 大腸がん検診・精密検査についての意識
調査詳細データ(全国・都道府県別)
「胃・大腸がん検診と内視鏡検査に関する意識調査白書2021」(全国版)と、各都道府県別のデータをご覧いただけます。
調査概要
1. 調査目的:
国民の胃・大腸のがん検診や内視鏡検査に関する意識と行動について、年代・性別等属性ごとの傾向を把握し、胃・大腸がん検診の受診率向上や胃・大腸がんによる死亡数低減に貢献していくために実施
2. 調査対象:
30~60代男女 18,800人(各都道府県 男女性年代別各50人)
※ 30代が対象年齢とならないがん検診についてなど、設問によっては30代を除く40~60代の結果を表示しています。
3. 調査方法:
インターネット調査
4. 調査期間:
2021年3月5日(金)~2021年3月14日(日)
5. 調査内容:
- 健康意識の変化や検診に対する意識など
- 日本人の内視鏡や内視鏡検査※に対するイメージ
- 胃・大腸がん検診に対する意識と実態
※ 内視鏡検査とは:胃の内視鏡検査(上部消化管内視鏡検査)は、口や鼻から内視鏡を挿入し、食道、胃、十二指腸の検査を行うものです。 大腸内視鏡検査は、肛門から内視鏡を挿入し、大腸の検査を行います。
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回答者の属性
1. 性年代別構成:性年代別各2,350人
左右にスワイプが可能です
30代 40代 50代 60代 合計 男性 人数 2,350 2,350 2,350 2,350 9,400 % 12.5 12.5 12.5 12.5 50.0 女性 人数 2,350 2,350 2,350 2,350 9,400 % 12.5 12.5 12.5 12.5 50.0 全体 人数 4,700 4,700 4,700 4,700 18,800 % 25.0 25.0 25.0 25.0 100.0 2. エリア別構成:各都道府県400人(男女各200人)
左右にスワイプが可能です
北海道 東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州
沖縄全体 人数 400 2,400 2,800 4,000 2,400 2,000 1,600 3,200 18,800 % 2.1 12.8 14.9 21.3 12.8 10.6 8.5 17.0 100.0 3. 職業別構成比:
※ その他医療業:医療技術職以外の医療業、介護・福祉、リハビリ職など
左右にスワイプが可能です
公務員 経営者・役員 会社員 その他
(技術系)自営業 人数 988 350 5,579 841 357 % 5.3 1.9 29.7 4.5 1.9 左右にスワイプが可能です
自由業 専業主婦
(主夫)パート・
アルバイトその他 無職 全体 人数 1,102 3,094 2,912 1,299 2,278 18,800 % 5.9 16.5 15.5 6.9 12.1 100.0 4. 勤務先事業規模:
左右にスワイプが可能です
1~9人 10~49人 50~99人 100~299人 300~999人 1,000人
以上全体 人数 3,006 2,529 1,440 1,756 1,486 3,195 13,412 % 22.4 18.9 10.7 13.1 11.1 23.8 100.0 健康診断・人間ドック・がん検診の違いについて
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健康診断:
体の健康状態をある尺度で総合的に確認するプログラム。労働安全衛生法などの法律によって実施が義務付けられた「法定健診」(定期健診とも呼ばれる)と個人が任意判断で受ける「任意健診」に分けられる。
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人間ドック:
「任意健診」で、法定健診よりも多い40~100項目程度のより高度な検査を行うことが多い。
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がん検診:
「がんの疑いあり(要精検)」か「がんの疑いなし(精検不要)」かを調べ、「要精検」の場合には精密検査を受ける。国は、胃がん検診・子宮頸がん検診・肺がん検診・乳がん検診・大腸がん検診の5種類のがん検診を推奨している。
※参照:
健康診断、人間ドック: 厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット
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