年表
1960年~1969年

光学総合メーカーへの発展

高度経済成長期のスタートを切った1960年代、当社は輸出の増進、技術の結集、経営の近代化を掲げ、著しい成長を遂げました。創立50周年前年の1968年度には売り上げ120億円を超える目標を掲げるなど経営体質をより積極的なものに転換し、経営理念の策定に至ります。

また、顕微鏡、カメラの2大事業の拡大に伴い、迅速な経営判断の必要から事業部制を導入。開発から販売までの一貫管理により、顕微鏡は伊那、カメラは諏訪、測定器や医療機器は東京、と生産工場の分離を実施しました。

さらにオリンパスは工業用内視鏡分野へ事業展開をおこないます。カメラ事業ではハーフサイズカメラ「オリンパスペン」シリーズが空前のヒットとなり、医療用ファイバースコープの生産を拡大し、内視鏡事業を本格化します。

1960年代


ファイバー付ガストロカメラ「GTF」

  • 第1回顕微鏡観察コンクールに協賛、最終審査を実施(1960年11月)
  • 中野撤夫(なかの・てつお)社長就任(1961年12月)
  • 東京都八王子市(石川町)に事業場を設立(1963年8月)
  • 世界初のハーフサイズ一眼レフカメラ「オリンパスペンF」を発売(1963年)
  • ファイバー付ガストロカメラ「GTF」を発表(1964年3月)
  • 欧州現地法人オリンパス・オプティカル・カンパニー(ヨーロッパ)設立(ドイツ・ハンブルグ)(1964年4月)
  • 内藤隆福(ないとう・たかとみ)社長就任(1967年6月)
  • 工業用内視鏡分野に進出(1968年)
  • 顕微鏡、測定機器、医療機器分野の米国現地販売法人オリンパス・コーポレーション・オブ・アメリカ設立(1968年2月)
  • 当社初の経営理念を発表(1968年10月12日)
  • 世界初のマイクロカセットテープレコーダー「ズイコーパールコーダー」を発表(1969年6月)