営業医療分野

全力でぶつかった仕事への評価を糧に海外市場にもチャレンジしたい
専攻:法学 / 2010年入社

入社の動機

就職活動をする以前は「オリンパス=カメラ」というイメージが強かったのですが、大学主催の就職セミナーに参加して、内視鏡をはじめとする医療関連分野の事業で社会貢献をしている企業だと知り、興味を持ちました。人の命を救う仕事の一端を担えることに、とても魅力を感じたのを覚えています。

入社の決め手となったのは、人事部の採用担当者の親切な対応でした。面接が進む中、毎回電話で「君はここが良かったので、次に進んでもらいたい」と、評価の理由や情報をフィードバックしていただき、こちらから質問をした時も、すぐに的確な返事をくださいました。他社の多くはメールのみのやりとりだったので、学生に対しても電話で丁寧に応対してくれる姿勢に、「きちんと人を見てくれる会社だな」との思いが強くなりました。

仕事の内容

脳神経外科分野で使用される手術用顕微鏡や内視鏡の営業をしています。担当エリアは関西から東海、北陸まで。お客さまは機器を使用する病院の医師になりますが、直販はしていないため、販売店やディーラーを通して営業活動を行います。

仕事の流れとしては、各メーカーの中なら当社の製品を選んでいただけるように、医師に面会を求め、自社製品のメリット・デメリットを紹介します。その後、検討していただけることになったら、機器を貸し出して、実際の臨床で使用してもらうデモを行います。これは我々が事前に伝えた当社製品の特長を実際に体感していただくのが目的で、その評価が高ければ、最終的に当社製品を選んでいただくことにつながる大切なステップです。

私たちが扱う製品は、患者さんの命に関わるものなので、仕事をするにあたっては細心の注意が必要です。確認事項が1つでも抜けていたり、機器に少しでも不具合があったりすれば、患者さんの命を左右することにもなりかねません。そのことを常に忘れず、ミスがないように心がけています。

また、何事にも全力で取り組むということも意識しています。「得意淡然、失意泰然」という好きな言葉があります。物事がうまくいっている時こそ謙虚に、逆風の時は焦らずゆったり構えて行動するという意味なのですが、それには"全力でやったうえで"という前提があると、私は考えています。そんな考え方の基礎となったのは、学生時代に熱中したラクロスの経験からです。スポーツは努力すれば努力しただけ上達するもの。そして、大きな目標を達成するためには、年間、月間、週間というように、小さな目標に落とし込んで着実にクリアしていかなければなりません。そんな習慣が、今の仕事にも生きているように思います。

やりがい

ユーザーである医師と直接話す機会に、「ありがとう」「オリンパスの機器はここが優れているね」と言っていただくと、やはりとてもうれしいです。先生方からいただく意見は、そのまま診察や治療につながっていて、ひいては患者さんにとってのメリットになります。うれしい意見をいただいた時には、自分の仕事が医療現場に貢献できているのかなと、誇らしい気持ちになりますね。

上司や同僚、販売代理店の方など社内外の関係者とたくさんのやりとりをしながら営業活動をした結果、最終的に当社製品を選んでいただけた時には、1台数千万円以上の高額製品なだけに、営業職の醍醐味を感じます。脳神経外科分野の需要は、現在は国内が中心なのですが、海外市場も視野に入れて仕事をしたいと考えています。そして、近い将来には、海外でも自分の力を試してみたいと思っています。

苦心していること

商談を進めていくうえでは当然、他社との競合があり、他社製品に決まった時は、やはりとても落ち込みます。ただ以前、自社の製品は購入していただけなかったものの、自身の仕事ぶりを評価していただけたことがありました。

なぜ、他社の製品を選ばれたのか。その理由がどうしても知りたくて、何度も医師を訪ねたものの、気兼ねがあるのか、なかなか会っていただけない。偶然にも学会の会場でお見かけして声をかけたところ、こんなふうにおっしゃってくださったのです。「君はとても頑張ってくれたし、君のことは本当に認めていたのだけど、申し訳ない。貴社の製品が悪かったのではなく、他社製品の機能が優れていたから決めた。君がその製品の担当だったら、話はもっと早くまとまっていたよ」と。その言葉をいただいても、自社製品を選んでもらえなかった悔しさは残りました。でもその反面、自分の仕事ぶりを認めてくださっていたとわかり、とても光栄に感じました。負けた時にそう感じられたことは、その後の仕事の糧となっています。

職場の紹介

オフィスの立地はJR新大阪駅から徒歩5分ほどなので、通勤や出張にもとても便利です。メンバーは常に担当エリアを回っていて、全員が顔を揃えることはほとんどありません。とはいえ、業務の報・連・相(ホウ・レン・ソウ)はきちんとできていて、困った時は上司や先輩にすぐに相談しますし、逆に上司から相談を持ちかけられることもあるので、連携は取れていると思います。チームワークを円滑に進めるためには、メールで済ませざるを得ない時でも、あとから電話でも話すといったコミュニケーションを大切にしています。

学生の皆さまへ

就職活動はいろいろな企業を知り、人とも会って、自分の世界を広げる良い機会だと思います。なかなかうまくいかないと、内定を取ることが目的になってしまいがちです。希望の会社に落ちてしまうと、自分の人格を否定されたように感じることもあるでしょう。でも、そうではなく、単なる相性の問題です。無理にその企業に合わせて採用されたとしても、入社後に苦労するのは自分です。長所も短所も余すことなく伝えて、そのうえで採用となれば、両者にとってWin-Winな関係になれるはずです。

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