入社してみてどうだった?新入社員による新入社員のための座談会

先輩社員はどうしてオリンパスを志望したの?入社後はどんなふうに仕事をしていくの?
就職活動中の学生の皆さまが、知りたい・気になる情報を、入社1年目の新入社員同士で語り合ってもらいました。

メンバー

01.入社から半年を振り返って

  • ゆう

    人事で新卒採用を担当しているゆうです。自分が就職活動をしているとき、「若手社員の話をもっと聞きたい」と思っていたことから、今回の新入社員座談会を企画しました。学生の皆さんにオリンパスのことをもっとよく知っていただけるように、ぜひ率直に話していただけたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします!

  • 一同

    よろしくお願いします!

  • ゆう

    では早速、入社からの半年間をみんなで振り返ってみましょうか。

  • けん

    みんなはもう、本配属の部署で仕事をしていますよね。でも、僕が所属するソフトウェア部門は研修体制が他の職種と違っていて、まだ本配属にはなっていないんですよ。

  • あやちゃん

    そうなの?知らなかったです。

  • ゆう

    入社後は約2週間の全体研修(全社新入社員研修)があって、その後は部門別研修を受けて本配属、というのが一般的な流れですね。

  • けん

    そうですよね。ただ、ソフトウェアの場合は、部門研修のあとにさらに2カ所の部署で約半年ずつ、職場・OJT研修で業務を経験してから、そのどちらかの部署に配属になるんです。なので、まだ修行中の身という感じで(笑)。

  • ゆう

    でも、研修でしっかり業務を経験してから配属になるのはいいですよね。

  • けん

    確かに、そう感じています。上司や先輩のサポートを受けながら、実際の製品に搭載されるソフトウェア開発の流れを一通り経験できるので、やりがいがありますね。

  • あやちゃん

    私も入社当初は簡単な図面を書くだけでもわからないことだらけだったけど、各分野に精通した先輩方がいるおかげで心強かったですね。実際に手を動かして、わからないところは積極的に先輩に聞くことで、着実に力がついてきていると思います。

  • ゆう

    ちなみに、人事の場合は部門研修がなくて、いきなり職場配属なんですよ。それで初日から来客の対応をしたり、2週間後には選考の学生対応を任せられたりと、実践で鍛えられています。

  • けん

    それはスパルタだなあ(笑)。

  • ゆう

    そうなんですよ(笑)。でも、業務指導や支援をしてくれるフレッシュマンリーダー(入社後1年間、1対1で新入社員の業務指導・支援をする人。)や先輩方が常に気にかけてくださるので助かっています。すぐに現場経験をさせてもらって、学生に近い目線ならではの意見や提案を求められます。今回の座談会も企画できたので、入社から半年とはいえ、責任とやりがいを感じています。

  • りっきー

    たしかに業務を通じて、責任はすごく感じますね。学生のうちは「これでいいや」と思うようなこともあったけど、医療機器は安全性や信頼性が重視されるので、学生時代とは求められるレベルが全く違うと痛感しました。

  • なんちゃん

    私も入社当初よりも、責任を強く感じるようになりました。修理マニュアルの作成に携わる中で、マニュアルは修理品質を守るために、世界中の作業者が必要とするものだと学んだことが大きいですね。

  • ゆう

    自分が携わったマニュアルが世界中で使われると思うと、やっぱり責任もやりがいも感じますよね。

  • なんちゃん

    そうなんです。マニュアルは書き方によって、読み手が正しく理解できなかったり、誤解を与えてしまったりする可能性もあるので、実際にマニュアルを使用する人の立場を意識することを心がけるようになりました。

  • きょうすけ

    僕もオリンパスに入社してから、医療事業では地道な努力や苦労の積み重ねが重要であることを学びました。

  • りっきー

    本当にそうだよね。

  • きょうすけ

    多分、みんなが感じていることじゃないかな。僕が担当している製品は微細な部品や複雑な形状の部品が多いので、生産工程を自動化できない作業も多いんです。この半年間で、技術者がPDCAを回し、工程の改良を重ねることで、ようやく不具合のない安定した生産を実現できるんだということを実感しました。

02.研修は学びだけでなく、
仲間との絆を深める機会にも

  • ゆう

    では次は、研修について話していきましょうか。先ほども少し話題に出ていましたが、入社後は約2週間、数クラスに分かれての全体研修(全社新入社員研修)がありましたよね。

  • けん

    全体研修は1クラス30~40人いたので、たくさんの同期と知り合えたのがよかったです。今でも時々、飲みに行きます。

  • りっきー

    そうそう、自分とは全然違う職種の同期と知りあえたのは、仕事でもプライベートでもすごくプラスになったと思う。仕事で他部署に協力を求めるときに窓口になってくれたり、休日に一緒に遊びに行ったりと、公私共に支えてもらっています。

  • きょうすけ

    全体研修では基本的なビジネススキルやマナーのほか、グループワークを通して業務の流れやそれぞれの役割を体感的に学べたよね。

  • ゆう

    職場配属された初日に来客があって、名刺交換をすることになったときは、研修で習っておいてよかった! と思いましたね。

  • あやちゃん

    おじぎの仕方や電話対応などのマナーも学べたから、不安が払拭されたよね。

  • なんちゃん

    私はクラスのメンバーから受けたフィードバックで、自分の特性を客観的に知ることができたのがよかったです。

  • あやちゃん

    確かに、グループワークで自分に対する評価をしてもらったり、メンバー同士で話し合う機会も多かったから、自分自身を振り返るいい時間だったなと思います。

  • ゆう

    全体研修後の、部門研修はどうでした?

  • けん

    情報系のソフトウェア研修では、プログラミングの基礎をはじめ、要件定義から実装までの開発の流れを経験しました。ほとんどがグループワークだったので、業務を円滑に進めるためのコミュニケーションやファシリテーションのコツも身につけることができたと思います。

  • あやちゃん

    私も実際に内視鏡の製品に触れながら、シミュレーションの体験ができたのが楽しかったです。部門研修が終わってからも、機械や光学、電気など自分が必要だと感じた技術研修も受講できるので、スキルアップにつなげていっています。

  • きょうすけ

    部門研修で印象に残っているのは、長野オリンパスでの工場見学ですね。エンジニアはやっぱり、生産の現場を見ておくことが大事だと実感しました。

  • りっきー

    それは確かにそうだよね。自分も実際に白河と会津の工場に行ってみて、品質を担保しつつ安定供給することが非常に重視されるのだなと、身をもって感じました。

  • きょうすけ

    そうだよね。そうでないと、生産性が考慮されない開発者目線での設計になってしまうリスクがあるよね。なので、青森オリンパスに配属されてからも、生産の現場で製品に触れながら、実務ベースで効率的に知識や技術を習得していっています。

  • なんちゃん

    私は白河オリンパスで修理の研修をみっちり受けました。実際に内視鏡の軽修理と呼ばれる細かな修理作業を行ったり、接着やはんだ付けなど修理に必要な社内ライセンスも取得しました。

  • ゆう

    ライセンス取得のための講座もあるんですね。

  • なんちゃん

    そうなんです。それでも実際に修理をやってみると苦戦しましたが、改めて現場の作業者の効率的な仕事ぶりに感心しました。それと同時に、作業者がもっと安全に、修理をしやすくなるマニュアルや環境を整えていかなくてはと思いましたね。

03.社風と実績に魅力を感じて入社を志す

  • ゆう

    ところで、みんなはどうしてオリンパスを志望したんですか?

  • あやちゃん

    私はもともと自動車とかロボットが好きで、大学時代は機械工学を専攻していたんですけど、研究室の教授や先輩から、機械工学は医療の分野にも活かせると聞いて、医療機器に興味を持ちました。

  • けん

    自動車とかロボットが好きなんて、印象と全然違う!

  • あやちゃん

    実はメカメカしいものが大好きなんですよ(笑)。だけど、医師や看護師といった専門職の人しか関われないと思っていた医療分野に、機械工学の知識が活かせると知ったら、俄然、興味が湧いちゃったんです。それから、社員の方にお会いする機会に職場の雰囲気や仕事のやりがいなどを聞くうちに、オリンパスで働きたいと思うようになって。

  • ゆう

    先輩社員のどんな話に魅力を感じたんですか?

  • あやちゃん

    研究室の先輩方は、そのお話からとても楽しそうに、誇りを持って仕事をされている様子が伝わってきました。それに、インターンシップでお世話になった部署の皆さんや、会社説明会で接した人事や技術系社員の方、面接をしてくださった面接官など、社員の皆さんが私の質問や話にとても熱心に耳を傾けてくださったことも、すごく印象に残ったんですよね。

  • なんちゃん

    私も社員の皆さんの誠実で穏やかな雰囲気がいいなと思っていました。医療機器の会社というと、すごく厳しくてピリピリした雰囲気なのかなと思っていたんですけど、全然そんなことはなくて。それに、趣味を充実させている方が多い印象も受けて、この会社なら、仕事と私生活の両方を楽しめそうだなと考えました。

  • ゆう

    あやちゃんとなんちゃんは、オリンパスの社風が魅力だったんですね。

  • なんちゃん

    そうですね。私は実家に近い会津オリンパスのインターンシップに参加してみたんですけど、内視鏡の機能や構造を詳しく教えていただいて、その精巧な技術と国内外で高いシェアを持っていることを知り、その点でもオリンパスで働きたいと思いました。

  • きょうすけ

    僕も企業説明会で接した社員の方の真面目な人柄や、丁寧で親切な対応は好印象でした。でも、どちらかというとオリンパスの技術や実績に惹かれたかな。オリンパスは消化器内視鏡で世界シェアの約7割を占めていることを知って、1つの製品で長年にわたってトップシェアを維持するなんてなかなかできることではないし、それだけ高い技術力とノウハウを持っている証だろうと思って。

  • りっきー

    そう!それって凄いことだよね。オリンパスの社員の皆さんには、医療に貢献したいという強い思いが感じられたし。

  • ゆう

    確かに、「仕事を通じて社会貢献をしたい」と考える人が多い会社ですね。

  • りっきー

    そうですよね。自分は大学時代に医工連携の研究をしていて、医療の現場に立ち合うことが多々あって。その中で、病気に苦しむ患者さんや、高い志を持って治療にあたっている医療従事者の姿を目の当たりにしたこともあり、自分も大学で学んだ知識を活かして、医療の発展に少しでも貢献したいと思っていたんですよ。なので、社員の皆さんに同じような志が感じられるオリンパスなら、自分の夢を実現できると思えたんですよね。

  • けん

    僕の場合は、オリンパスではソフトウェア開発の上流から下流まで、一貫して携われることが決め手になりました。

  • ゆう

    一般的にはそうでないこともあるんですか?

  • けん

    大手メーカーでは上流工程の基本設計だけを自社で行い、実際のソフトウェア開発は外部に委託することも多いんです。でも、オリンパスでは自社で全て行っているので、実際に医療機器に触れながらモノづくりをしている実感が持てる。これは、情報系を専攻している学生さんにとって、大きな魅力だと思います。

04.業務を通じ、社会貢献を目指す

  • ゆう

    では最後に、皆さんの今後の目標や夢を聞かせてください。僕は、海外駐在を経験したいと思っています。もともとは海外志向ではなかったんですけど。

  • あやちゃん

    どうして海外志向に?

  • ゆう

    オリンパスがグローバル企業としてさらに発展していく中で、海外の現場を経験することは、自身の大きな成長につながると思って。それに、その経験を活かすことで、会社の成長にも貢献できると考えています。とはいえ、まだまだ力不足なので、まずは英語力を高めていきたいと思っています。

  • なんちゃん

    私もグローバルに対応できる人材になりたいですね。修理サービスは海外にもたくさん拠点があって、その中には日本ほど設備が整っていない国や地域もあります。そのような拠点でも、高品質な修理を提供できるように貢献していきたいですね。

  • ゆう

    ともに海外を目指して頑張りましょう!

  • なんちゃん

    はい(笑)。そのためには、製品知識や語学力をもっとつけていかないとですね。そして、一つひとつの拠点の課題と向き合ったり、現地の作業者の心に寄り添った手順を考えたり、伝えたりできたらいいなと思っています。

  • きょうすけ

    僕は自分が今携わっている治療機器事業を、内視鏡事業に並ぶ2本柱にしていきたいです。

  • ゆう

    それも大きな目標ですね。

  • きょうすけ

    現状では、世界的シェアを誇る内視鏡事業が収益の主軸になっているので、治療機器事業も肩を並べるくらいに成長させたいと思っています。そのためには、製品の高品質化、生産の効率化、低コスト化に向けた取り組みを、日々の業務の中で地道に続けていくことが大切だと考えています。

  • あやちゃん

    私も開発と工場の架け橋となる生産技術の立場として、安定した高品質かつ低コスト化を実現できる技術の確立に尽力していきたいです。それから、今はまだ、先輩方の背中を追って技術の習得に努めていますが、将来は「この技術ならあやちゃん!」と言っていただけるような技術者になって、会社にも、社会にも貢献できたらと思っています。

  • けん

    オリンパスはこれまで技術力重視だったと感じることが多いのですが、今後の発展にはソフトウェアによる付加価値が必要不可欠です。エンジニアからの提案で新たなビジネスを立ち上げるなどして、ハードだけでなく、ソフトも誇れる会社に変えていきたいですね。

  • ゆう

    ソフトウェアは未知数の可能性がある分野ですよね。

  • けん

    その通り! それに、ソフトウェア開発者は経験を積む中で、技術やプロジェクト管理に特化したプロフェッショナルになる、幅広い知識を持ったゼネラリストになろうなど、自分で進む道を選択することができます。私は今はまだ本配属前ですが、だからこそ積極的に知識や技術を吸収して、どんな選択もできる可能性を広げていきたいと思っています。

  • りっきー

    けんの言うように、今はAI技術などの台頭で医療機器業界も激しく変化しているから、既存の製品にはない付加価値を提供できることが重要になってきますよね。ただ、既存の概念にとらわれないサービスや製品のためのアイデアを持っていても、提案する場がなかったり、実現するためのリソースがなかったりする現状がありました。

  • けん

    正直なところ、自分もそう感じていました。

  • りっきー

    でも、意欲のある人材を応援するため、社内でアイデアコンテストが実施されるなど、アイデアを発信できる環境が整備されつつあります。そこでまずは、自分が率先して若手社員を巻き込んで、コンテストに出場したいと思っています。

  • ゆう

    素晴らしい!ぜひこの機運を、皆さんで盛り上げていただきたいですね。

  • りっきー

    そうですね。オリンパスは2019年に創立100周年を迎えましたが、私たち若手の積極的なチャレンジが、次の100年につながっていくはずです。

  • ゆう

    この座談会を読んでくださった学生の皆さまが、私たちと一緒に次の100年を作るため、共にチャレンジをする仲間になってくださることを期待しています。新入社員の皆さん、どうもありがとうございました!

05.新入社員から見たオリンパス

入社して感じたこと

  • 研修やOJTなど成長できる環境が想像以上に整っていた。
  • チームでの作業が多く、思っていた以上に周囲を巻き込む力とコミュニケーション力が必要。
  • 冷静沈着な人が多いと思っていたが、意外とチャレンジングで熱い想いを持った人が多かった。

職場の雰囲気

  • 比較的若いメンバーが多く、担当業務の垣根を越えて協力し合えるチームワークの良い職場。
  • 積極的に意見交換をしており、若手のうちから意見出しを求められることも多い。自分の意見が言いやすい。
  • 非常に自由な雰囲気で、タスクが終われば残業もなくフレックスタイムや有休がとりやすい。フレキシブルに働ける。

会社をこう変えたい

  • ハードだけではなくソフトも誇れる会社に変えていきたい。
  • 既存の枠に捕らわれないサービス・製品を提供し、新たな医療を提供できる会社にしたい。
  • 開発部隊から実際にものづくりを行う工場まで、より素早く密な連携をとれる環境を整えていきたい。
  • 治療機器事業を内視鏡事業と肩を並べる2本柱にしたい。

06.新入社員インタビュー動画